こんにちは。ギャブハウス真岡の福田です。
今回は、未完成の世界遺産「サグラダ・ファミリア」について紹介したいと思います。
着工から100年以上が経過しても建設途中という、珍しい世界遺産「サグラダ・ファミリア」。
2005年にユネスコの世界遺産に登録されましたが、当然その当時サグラダ・ファミリアはまだまだ未完成。かろうじて完成している建物のみという、部分的な世界遺産登録は世界でも異例と話題になりました。
なぜそんなに建設に時間がかかるのか、誰もが不思議に思うところですが、そもそもサグラダ・ファミリアの全貌は設計者であるガウディの頭の中にしかなかったとも言われており、頼りにできるのはたった1枚のスケッチのみだったそうです。
ガウディ亡き後弟子たちがこしらえた数々の資料もスペイン内戦で焼失してしまうというアクシデントに見舞われ、常に手探り状態で建設を進めていくしかなかったようです。
「サグラダ・ファミリア」2026年完成
思うように建設が進まないことにより、着工からすでに長い年月が経過しているサグラダ・ファミリアは、新しい部分を作ると同時に完成部分の補修もしなければならない始末で、完成には実に300年以上を要するとも言われていました。
みなさんの中には、自分が生きている間にサグラダ・ファミリアの完成を見ることはないのだろうなぁと、漠然と思っていた人も多いかもしれません。
それがなんと着工からおよそ150年、つまり当初の半分の工期で完成する予定であることが発表されたのですから、当然世間はどよめきます。さらに、2026年完成予定と発表された完成予想図の動画は我々の想像をはるかに上回るもので、世界中から二度どよめきの声が上がりました。
まず、一体どうしてそんなに早く完成を見込めるようになったのか、気になるところですよね。その理由には大きく二つあり、一つ目はさきほどサグラダ・ファミリアの工事がなかなか進まない理由としても挙げた建設方針の手探り状態が、近年のIT技術を駆使することでだいぶクリアになったことがあります。
コンピュータのない時代には模造実験のための模型も手作業で作らなくてはなりませんでしたが、今は3Dプリンターやコンピュータによる設計技術も進んでいるため、進捗はかなりスムーズになっています。
二つ目は、サグラダ・ファミリアを建設する予算が観光客増加によって潤沢になったから、というのもサグラダ・ファミリアを語る上で欠かせないポイントです。サグラダ・ファミリアは贖罪教会という特性から、その建設予算は人々の寄附によってまかなわれてきました。
かつては工事費の不足により建設が遅れてしまっていた側面も大きかったのです。
2026年というのは、ガウディの没後100年にあたる記念の年でもあります。スペインが世界に誇る建築家、アントニ・ガウディの最高傑作であると同時に遺産としても知られているサグラダ・ファミリアは、なんといってもその壮大なたたずまいが魅力の一つです。
現在でも、もう十分すぎるくらい大きくて荘厳な雰囲気をかもし出しているのですが、完成予想図として発表されたその姿はざっくり言って現在の1.5倍の高さを誇り、新たに追加される塔の数も一つや二つではありません。もしかして、これから建設する部分の方が多いんじゃないの!?と突っ込みたくなるくらい、すごすぎる完成予想図なのです。
以上、サグラダ・ファミリアについての紹介でした。
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