日本建築の特徴

こんにちは!ギャブハウス真岡の福田です。

今回は、日本建築の特徴についてお話ししたいと思います。

①玄関で靴を脱ぐ

日本の住宅では、外から帰ったら玄関で靴を脱ぎ、スリッパに履き替えてから室内に入ります。靴のまま入っても良い住宅はほとんどありません。これは、住宅の床が畳で作られていたときの名残といえます。畳のうえを靴で歩くと傷んでしまうため、室内では靴を脱ぐ生活様式が身に付きました。また、畳の暮らしが長かった日本には、フローリングが普及した今でも床に座る習慣が残っています。そのため、靴に付いた汚れを持ち込まないよう玄関で靴を脱ぐのです。

②縁側がある

日本建築の様式で建てられた戸建てには「縁側」があります。縁側とは、窓の外側の縁(へり)を拡張して作った通路のことです。住民は縁側から室内に上がったり訪ねてきた人と歓談したりします。日本人にとって、縁側に座って庭を眺め、季節の移ろいを感じる時間は大切な憩いのひとときでした。西洋化が進んだ現在では大分少なくなりましたが、地方に行くと縁側のある家屋は残っています。

③障子がある

日本の伝統的な和室の窓際には、カーテンではなく「障子」があります。障子とは、木材を組んで作った骨組みに薄い障子紙を貼った引き戸のことで、室内に光を取り入れられるのが特徴です。また、和室には「襖(ふすま)」も使われます。襖は木材で作った枠に和紙や布を貼り、引き手を付けた扉のことです。障子とは異なり光を通さないため、部屋と部屋の仕切りの役割を果たします。

④床が畳である

日本建築に欠かせない要素が畳です。日本の伝統的な床材の一つで、元々は貴族の屋敷で使われていたのが、江戸時代中期から庶民の家屋でも用いられるようになりました。畳は「い草」を編んで作られます。い草の爽やかな香りは日本人にとって懐かしさを感じさせる香りです。フローリングが普及し、全面が畳の家屋はかなり少なくなってきました。しかし、一部屋だけ畳にしたりリビングの一角だけを畳に変えたりしている家屋は今でもあります。

⑤木材を使っている

日本の伝統的な建築物の多くは、木材を使って建てられています。日本では、西洋のように石材や土で建物が作られることはあまりありませんでした。森林資源が豊富だったうえ、高温多湿という気候に吸湿性のある木材がよく合っていたためです。また、地震の多い日本では、石や土などの素材よりも、しなやかにたわんで衝撃を逃がす木材で建物を建てたほうが、崩れる可能性が低くなります。そのため、鉄筋コンクリートが普及した現在でも、日本の住宅の大半は木造で作られているのです。

日本の伝統的な建築様式には、畳や障子など日本にしかない特徴が見られます。古民家カフェなど実際に中を見れるところもあるので、行ってみてはいかがでしょうか。

お住いのことで気になることがありましたら、ギャブハウス真岡までお問い合わせください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)