〘ガレージハウスⅡ〙

こんばんは施工監理担当の広瀬です。

前回から引き続き、ガレージハウスのメリット・デメリットをご紹介したいと思います。

今回はデメリット編です。

デメリット1:居住スペースが狭くなる

平屋のガレージハウスならではのデメリットもありますので、事前にしっかりとメリットとデメリットの両側面を把握しておきましょう。

平屋でガレージハウスを建てる場合、限られた敷地内にガレージのスペースをつくるため、居住スペースが狭くなる。         というデメリットがあります。2階建てのガレージハウスのように2階部分にLDKを持ってくるなどができないため、広いお家を作りたい場合は、必然的に広い土地が必要になります。

ガレージにスペースを取られすぎてしまうと居住スペースが狭くなり暮らしづらくなってしまう可能性があります。

間取りを設計する際には、まずは居住スペースを優先的に確保してからガレージのサイズを設計すると良いでしょう。

デメリット2:建築コストが割高になる

平屋のガレージハウスの場合、住居部分の敷地に加えてガレージ部分を建築する坪数も追加で必要になるため、その分土地代がかかります。また、一般的な戸建を建築するよりガレージハウスの建築費のコストは割高になります。

その理由は、開口部が広く耐震性や耐久性が弱くなってしまいがちなガレージの構造を強化するために、コストがかさむ鉄骨やコンクリートで建築する場合が多いためです。木造の場合は、強度を高めるために梁を太くしたり、柱を多くする必要があります。

さらに、シャッターや照明、空調設備などを設置すると、さらに予算はかさみます。

デメリット3:騒音が気になる

ガレージハウスはガレージと居住スペースが隣接しているため、エンジン音やシャッターの開け閉めなどの騒音が響きやすい傾向があります。また、2階に寝室などを持ってくることができないため、間取り的にも2階建てよりも騒音などが気になる可能性があります。

たとえば、仕事で帰りが深夜になってしまう場合など、車の出入りする音や振動で家族が起きてしまうという例もあります。

対策としては、寝室やプライベートの部屋はガレージからなるべく離れた位置にするなど間取りの工夫をすると良いでしょう。

デメリット4:排気ガスやニオイが気になる

ガレージハウスは、ガレージと居住スペースがつながっているためのメリットも多いですが、排気ガスやニオイが居住スペースに侵入しやすいリスクもあります。

ガレージと居住スペースの境界のドアを気密性のあるものにしたり、ガレージに通気口を設けたり換気扇を設置するなどして換気対策をすると良いでしょう。

最後にお金のお話。

ガレージ部分の建築費の相場は1坪あたり約50〜80万円とされています。したがって車1台分(5坪)に必要な建築費は約250〜400万円となり、土地代と建築費を合わせて車1台分のガレージに必要な費用は約575〜725万円の相場となります。

※土地や建築費はあくまで参考価格になります。

今回は、ここまでです。参考にして下さい。

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