こんにちは!ギャブハウス真岡の長瀬です。
今回はトラッキング現象についてお話しさせていただきます。トラッキング現象とはコンセントと電源プラグの隙間に溜まった埃が、空気中の湿気を吸収して次第に電気を通しやすい状態になり、最後はショートし発火する現象のことを言います。
トラッキング現象の原因と火災発生する順序についてはまず ①電源プラグとコンセントの間が緩み隙間ができる。
②すき間に埃が溜まる。
③埃は空気中の湿気で電気を通しやすい状態に変化。
④電源プラグの電極が蓄積した埃に触れて放電が起こり発熱。
⑤これが繰り返されると埃は炭化し完全な導電帯となり、突然電極間がショート(短絡)し発火。 更に、近くに燃えやすいものがあるとそれに引火し火災へと発展します。尚、この炭化して電気を通しやすくなった電気の通り道を「トラック」ということからトラッキング現象と呼ばれています。
次にどのくらいの埃でトラッキング現象が発生するのかです。
埃が溜まっていてもコンセントの差し込みにすき間が無ければ、電源プラグが埃と接触することはないのでトラッキング現象は起きません。
長年の利用で電源プラグが緩みコンセントとの間に隙間ができると次第に電源プラグの二極間を繋ぐように埃が溜まります。
こうなると後は埃が湿気を帯びるタイミングだけです。
じめじめした梅雨や夏、結露が発生する場所などで湿気を帯びやすくなり放電が始まるのです。
そのため、プラグ間を繋ぐように埃が溜まっていたら危険サインです。
埃が電極間を繋ぐように溜まっていたらすぐに清掃しましょう。
特に古い建物では長年コンセントに電源プラグを挿しっぱなしにして差し込みが甘くなったっているところが多いのではないでしょうか。そこに埃がたまり、湿気を帯びることで電気を通しやすくなりトラッキング現象が発生します。近くにカーペットや、カーテンなどがあるとそれに燃え移り火災へと発展していきます。
できれば電源プラグのゆるみに気が付けばすぐに戻すことが何より安全です。
今回はトラッキング現象について書かせていただきました。次回はトラッキング現象が発生しやすい時期と場所について書かせていただきます。
また、お住いの事でお困りなことがあればギャブハウス真岡の日光建設株式会社までお問合せください!(^^)!